「情報リテラシー教育」はメディアと関わる上で重要な能力です。ここでは、情報リテラシーの必要性や教育事例などを詳しく説明します。この記事を読むことで、情報リテラシーへの理解を深められるようになります。
リテラシーとは、読んだり書いたりする能力を意味します。そして、情報リテラシーとは、テレビやWEBサイトなどのメディアが発信する情報を、批判的思考を用いて判断することで意図や意味を読み取ること。また、自分の考えを発信できるスキルのことを指します。これらの能力を身に着けるための指導を、情報リテラシー教育と呼びます。
情報の本質を見抜くために、情報リテラシー教育は必要です。情報はどうしても主観が入ってしまうため、情報が偏ってしまいます。
また、誰でも情報を発信できるようになった現在、憶測や嘘も多く存在するようになったため、より情報を見極められる力が求められるようになりました。知識が浅いと個人情報流出などのトラブルに巻き込まれることも。これらを防ぐためにも、情報リテラシー教育は重要なのです。
情報リテラシー教育は、小学校から中学校まで段階的に指導が行われます。小学校低学年では、コンピュータなどの機器に慣れ、抵抗無く利用できるようなることを目的として「慣れ親しませる」ことから始めます。
その後、「コンピュータの基本操作」、「情報手段を適切に活用するための学習」、「情報モラル」の3項目を学習。
そして、中学校では、この3つを土台にし、より発展させた「情報手段を適切に、主体的また積極的に活用するための学習」と「情報モラル」の2つを学びます。
情報リテラシーの教育は、キーボードでの文字入力やインターネットの閲覧方法、電子メールの送受信などの、コンピュータの基本操作から始まります。その後は、情報を自ら収集して発表したり、文章の編集や情報の比較を行ったりと、情報を適切に活用できるようになることを目指します。また、情報には間違ったものもあることや、権利があること。発信した情報は他者に影響を与えることも学んでいきます。
情報リテラシーが低いと、トラブルに巻き込まれてしまう確率が高まります。SNSで名前や顔写真などの個人情報を投稿してしまうことで、ストーカーや空き巣の被害に遭ってしまうことも。動画や画像を無断転載したり、他人の写真を勝手にアップロードしたりすることで、加害者になることも考えられます。さらに、投稿が炎上してしまった場合、本人だけでなく学校や職場なども攻撃され、日常生活がままならなくなる可能性もあります。
まず、キーボードでの文字入力、電子メールの送受信などの、「コンピュータの基本操作」ができるようになることが望まれます。また、情報を自ら調べて発表したり、文章の編集や情報の比較をしたりする「情報手段を適切に活用するための学習」。そして、情報には間違ったものもあることや、権利があること、発信した情報は他者に影響を与えることを学ぶ「情報モラル」の習得も必要になります。
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。
※文部科学省が推奨する「情報活用能力」「情報モラル教育の充実」「小学校プログラミング教育」のテーマにICT教育ツール、情報モラル教育ツール、情報活用能力ツール、プログラミングツールで検索。
当サイトに掲載している24ツールのうち、家庭・学校のそれぞれで利用でき、情報アップデートがある3つのツールを厳選。
・エンサップは情報モラルを学べるツールとして紹介
・ラインズeライブラリアドバンスは情報活用能力を学べるツールとして紹介
・まなびポケットはプログラミング技術が学べるツールとして紹介