インターネットの普及率が高くなるにつれて、子供が有害サイトを閲覧するリスクも高まります。間違った知識を植え付けないために、インターネットの閲覧制限を検討してみましょう。今回は、「iPhone」「android」「Windows10」それぞれの閲覧制限のやり方をご紹介します。
スマートフォンやタブレットを子どもに与えて楽しむ家庭が増えています。親が行き届かない場所で子どもに持たせると、有害サイトを閲覧するリスクが高いです。有害サイトにアクセスすると、有料アプリを購入したり知らない間に個人情報を送ってしまったりする可能性があります。
子どもから有害サイトの閲覧や誤動作を防ぐために、スマートフォンやタブレットの設定の変更やフィルタリングサービスの活用がおすすめです。
有害サイトを未然に防ぐフィルタリングサービスは、各携帯電話会社やパソコンのソフトウェアから設定できます。
iOS12以降のiPhone・iPadは、使用の制限・確認ができる機能があります。
これらの機能を使えば、ただ有害サイトをブロックできるだけではなく、「夜9時以降のゲーム禁止」「YouTubeは1日2時間まで」など時間制限を設けられます。ちなみに、IOS11までは、IOSの機能が制限できる「ペアコントロール」が搭載しているので、機能やコンテンツごとに制限をかけられます。
androidの場合、有料アプリのインストールを防げるようにGoogle playストアから設定できます。ストア内の「設定」→「保護者」から利用制限をオンにするだけなので、今すぐできる対策の1つです。
また、子どもにGoogleアカウントを作らせて、androidスマホを管理できる「ファミリーリンク」をインストールするのもおすすめ。子どものスマートフォンの利用時間の上限設定やアプリの許可やブロックの操作を親のスマホでおこなえます。
親のスマホはiPhone・androidどちらでも使えるので、子どものプライバシーを侵害しない程度に活用しましょう。
Windows10では、親が子どものパソコンを設定できるファミリー機能があります。最初に子どもと親それぞれでマイクロソフトのアカウントを作成して共有する「ペアレンタルコントロール」を設定すれば、自身のパソコンから子どものパソコン利用を制限できます。
設定できる機能は、「Webの制限」「パソコンの使用時間の制限」など基本的な機能から、子どもを探す際のGPSとしての役割も担います。
有害サイトの閲覧を防ぐために、事前にルールを決めておくのが大切です。「1日のインターネットの閲覧は〇時間まで」「使えるアプリはゲームとYouTubeのみ」など、ネットに触れる時間を制限すればリスクが減ります。
親の目が行き届かない場所でインターネットをすると、その分有害サイトにアクセスする可能性が高まります。親のスマートフォンやタブレットを使う場合は、親の近くで使用させるのも方法の1つです。
制限して防ぐことと同じくらい、子どもにネットモラルを教えることが重要です。理由も教えずただ制限するのではなく、「ネットの世界には危険がたくさん潜んでいる」ということを事例や対策を交えながら話し合うようにしましょう。
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。