今の時代は、コミュニケーション手段としてLINEを使う人がほとんどです。子どもにスマホを持たせる家庭が増えている中、LINEは何歳から始めるべきなのか悩む親も多いでしょう。今回は、LINEにまつわるトラブルや気を付けたいことも合わせてご紹介します。
LINEは、青少年保護のため利用推奨年齢を12歳以上に設定しています。また、18歳未満の利用者は、LINEのID設定およびID検索ができません。これは、ID検索から見知らぬ人とのつながりを防止するための対策です。 そもそもLINEは、見知らぬ異性との出会い目的の利用を禁止していますが、インターネット上にIDの公開による不特定多数の交流を防ぎます。
LINEで起こりうるトラブルは以下の通りです。
「友だちかも?」の欄に入っているからといって安易に友達追加を押してしまうと、業者から大量のスパムメールが届いたり、個人情報が抜き取られて身に覚えがないハガキが自宅に届いたりするケースがあります。
また、LINEのトーク画面に貼られたURLはフィルタリングされていないケースが多く、興味本位でアクセスして有害サイトへ飛んでしまう事例も。グループLINEでは、複数人から誹謗中傷されたり自分以外のクラスメイトでグループLINEを作成していたりして、いじめられるトラブルも起きています。
LINEでトラブルに巻き込まれないためには、アカウント作成時に設定しておきたいルールがいくつかあります。
本名や顔写真を公開しないのは、個人情報の流出を防ぐため、友だち追加機能を制限すれば知らない人と友だちになるリスクを減らせます。しかし、これらの設定を親が勝手にやるのではなく、必ず子どもと共有して理解してもらうことが重要です。
相手とやりとりするLINEは、終わり時を見失いがちです。そのため、つい夜遅くまでLINEを続けてしまい、寝不足による生活リズムの乱れを起こします。LINEを始める前に、「LINEは23時まで」「23時以降は相手に断りを入れてLINEを終わらせる」など時間を決めておくといいでしょう。
LINEをする際、使用場所を決めておく方法もあります。ただし、元々「いつでもどこでもリアルタイムに連絡が取れる」のがLINEの魅力なので、正直この方法は難しいです。プライバシーを理由に子どもから反発される可能性が高いので、しっかり話し合って決めましょう。
有害サイトやアプリのアクセスをブロックできるフィルタリング設定は、LINEでは対応していません。そのため、LINE内で貼られたURLや表示されたサムネイルから良し悪しを判断する以外に対策が難しいです。
端末やネットの設定は親が介入できますが、LINEのようなコミュニケーションツールまで制限するのは正直難しいです。そのため、LINEを使用する上で守ってほしいルールや危険性を子どもに共有することが重要。
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。