「ICT教育って実際にどんな事をするの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。そんな方に向けて、中学校での活用例を3つご紹介します。活用方法を知ることで、ICT教育の知識を深められます。
学習指導の効果を高めるためには、ただ単にICTを活用するだけではなく、教師の授業技術も重要であることを意識する必要があります。ICTを使用する目的をしっかりと持ち、これに合わせて使用するタイミングや説明、解説をすることが大切です。教師が工夫を凝らした授業を行った上で、適切な場面で活用することによって、効果を高められるのです。
タブレットを1人1台支給。札幌開成中等教育学校では、学んだ内容を自分なりに解釈して、発信するアウトプットを中心とした学習が行われています。 タブレットの使用により、生徒が簡単に疑問点を調べられたり、資料をもとに話し合ったりできるようになりました。その結果、教師が一方的に発信する授業とは違い、生徒の自主性や自分の意見を発信するスキルの向上もみられるようになりました。
「SNSいじめ」を防ぐため、匿名で相談ができるクラウドサービスを導入。アプリをスマートフォンなどにインストールすることで、チャットで文章や動画、画像を送って担当者に相談できます。 いじめの報告があると、担当者が詳しく話を聞いたり、被害者と加害者を設定したりして、情報を引き出し・共有。悩み相談などにも使用され、周りの大人に相談しにくいと感じている生徒に効果的だと考えられます。
タブレット端末を1人1台使用。生徒同士が教え学びあう「協働学習」、全員で学習を行う「一斉学習」、個人の習熟度に合わせて学習を進める「個人学習」。これらの活動にICTを活用することで、情報活用能力の向上が確認できました。生徒自身も学習効果を実感。さらに、自ら発信し、他者への理解も高まり、ディスカッションスキルの向上も見られました。
ここでは、「情報モラル教育」「情報リテラシー教育」「情報セキュリティ教育」の事例について紹介します。
情報社会で重要な「情報モラル教育」について、必要性や中学校での教育事例などを紹介します。
情報を見極めるために必要な「情報リテラシー教育」。ここでは、中学校で行われる「情報リテラシー教育」について詳しく解説します。
ICT活用において重要な「情報セキュリティ教育」について、習得すべきスキルや教育事例などを紹介していきます。
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。