SNSの便利なところは、簡単に投稿ができること。面白い写真や動画を投稿することで注目を集められるのも良いところです。しかし、簡単に投稿ができる反面、「バズりたい!」「注目を集めたい」という欲から、安易に投稿してしまい、それが世間的には常識から外れてしまっていることがあり、トラブルにつながってしまうことがあります。 ここでは、安易に投稿してしまったことで、トラブルになってしまった事例を紹介します。
「おもしろうそうだからやってみよう」「いいねがいっぱいもらえる」とよく考えずに軽い気持ちでSNSに投稿する若者は多いです。仲間内で共有したり、楽しんだりする目的で写真や動画を撮って共有している人も多いかもしれません。しかし、SNSでの投稿は一度投稿してしまうと社会に共有されている状態です。自分たちが思っている以上に瞬く間に拡散されるケースも多く、逮捕にいたる事例もあります。 拡散されてしまうと、投稿を削除してもデジタルタトゥーとして残ってしまうこともあります。そして投稿から個人を特定されてしまい、SNSを削除することになってしまうこともあるのです。
SNSは気軽に投稿できること、簡単に友達に共有できることが楽しく利用できるメリットですが、そのメリットは時としてデメリットになることも。「おもしろそう」「多くの人に見て欲しい」といった理由からSNSに投稿する人も多いですが、その行動は本当にしてもいいものなのか、投稿内容は問題ないものなのかよく考えましょう。
SNSは投稿すると友人だけでなく社会全体に発信している状態です。多くの人が目にする機会があるということは、それだけトラブルのリスクがあるということです。 SNSの利用を制限することは難しいかもしれませんが、投稿内容は他人を傷つける内容ではないか、社会的に問題ないものか、日頃からよく考えてから投稿するように教えましょう。
また、初めは何がいいことで、何がいけないことなのかわからないことも多いでしょう。そのため親が子どもに教えることが重要です。
家庭内でどのように利用するのか、ルールを決めることが大切です。
悪口を言わない、書かない、自分が言われて嫌なことはしないなどトラブルにならないためにしてはいけないことを伝える機会になります。
また、使用時間や課金についてなど、日常生活に影響が出ないような使用方法をあらかじめ決めておきましょう。
子どもの言い分もあるでしょうから、話し合いながらルールを決めましょう。
言ってはいけないこと、見てはいけないものを決めていても、大人が見えていないところではどのように使用しているかはわかりません。
また、学校で友達に教えてもらったり、見せてもらったりして知る機会もあるでしょう。特に小学生や中学生の間はまだ情報の正しい取り扱いができなかったり、自分で正しい判断ができなかったりするので、情報に触れないよう、アクセス制限をして子どもを守るという方法もあります。事業者ごとにフィルタリングがあるので、導入するのも一つの方法です。
子どもをトラブルから守るためには情報モラルの知識が必要です。そのためにはまず親が今の子どもたちは何を利用しているのかを知ることが大切です。
そして、学校や習い事などでSNSやネット利用に関してどのようなことを学んでいるのか知りましょう。その上で不足している内容や知識を子どもに学ばせます。
もし親も情報モラルに関する知識がなければ、事例集や研修会などがあれば参加しましょう。子どもに教えるのではなく、事例や書籍を参考に親子で情報モラルについて学習できるといいですね。
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。