P君がパソコンで写真整理をしていたとき、「この前の写真を送ります」というメールが届いたので、確認するために添付ファイルを開いてみました。その後、P君のパソコン内にあるファイルが暗号化されてしまい、「暗号化を戻すには、指定の手数料が必要です。」という請求が表示されました。
パソコンの整理をしようとメールを確認し、添付されたファイルを開けたらウイルス感染してしまった事例です。このように内容をよく確認せず、添付ファイルを開いてしまうと、ウイルス感染し大変なことになります。
友人や取引先を装ってメールを送り、リンク先や添付ファイルを確認すると被害に遭うワンクリック詐欺やウイルス。ファイルを暗号化して解除と引き換えに金銭を騙し取ろうとする「ランサム(身代金)ウェア」が世界中で広がり多くの地域で被害が出ています。
手口はどんどん巧妙になっており、多種多様です。スマホのウイルス被害は年々増加しており、ウイルス被害にあうと連絡先などからパスワード・IDなど多くの個人情報に関する情報が知られてしまうため、注意が必要です。
怪しいメールが来たらまずは発信元を確認しましょう。そして怪しいメールは開かないこと。発信元のなりすましもあるので、迷惑メールを振り分けるサービスやアプリを活用するのも一つの方法です。
また、不在連絡や利用料請求などは気になってしまうものですが、しっかりと発信元を確認しましょう。心当たりがあるからといってファイルを開封したり、リンク先を確認してしまうと、そこからスマホやパソコンがウイルス感染してしまいます。
セキュリティソフトの更新や端末のアップデートは忘れずに行い、メールなどには十分用心して危険を回避しましょう。
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。