アメリカのマサチューセッツ工科大学が公開しているビジュアルプログラミング言語、Scratchについて、特徴や評判等をまとめていますのでご覧ください。
Scratchは8歳から16歳を対象としたものです。若年層をターゲットにしているとあって、体感・感覚的に学べる環境を用意しています。言葉だけで理屈として覚えるのではなく、あくまでも楽しみながら自然と覚えられる環境となっています。
Scratchはプログラミング言語とコミュニティの双方を提供しています。コミュニティではScratchを利用した子供たちの作品を見たり、他の利用者とコミュニケーションを深めたりすることができるなど、創作意欲を刺激する環境が整えられています。
Scratchは無料で利用できますので、登録のみで気軽に利用できます。また、アメリカのサービスではありますが、日本語サイトも用意されているので、日本人のお子様でも、決して言葉の壁を感じることなくスムーズに利用できます。
Scratchのコミュニティは教育者向けのものもありますので、他の教師たちがどのような教育を行っているのかや悩みの共有など、教師たちにとってもコミュニティが貴重な場となっています。
Scratchは世界で共有・公開されているコミュニティなので、他の国の子供の作品を閲覧できます。子供の想像力を大いに刺激してくれると共に、オフラインでの利用も可能なことから、インターネットに接続できない時でもお子様の勉学が可能です。
プログラミング環境のScratchを利用して、正多角形が描けるかを考えることが目的です。「プログラムを使って正多角形が描ける」ではなく、「どのようなプログラムを書いたら正多角形がかけるかを考える」ことがねらいです。
授業の中で子どもたちは、自分たちで外角を見いだし、プログラムを完成させて正多角形を描くことに成功しました。
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。