「楽しい」という感情から今の時代に必要不可欠な情報モラルを学ぶことができる「情報モラルかるた」について、その特徴などを紹介します。
かるたという子供でも親しみやすいゲーム性のあるツールを媒体とし、情報モラルや情報セキュリティの基本的な知識や考え方・態度などを育むことが可能です。活動と対話を通し、繰り返し学ぶことができるのもポイントです。
情報モラルかるたで学ぶためには、特別なツールや機器は必要ありません。ソフトウェアなども必要なく、いつでも・どこでも・誰とでも気軽に学ぶことが可能です。競い合いながら遊ぶことを通し、疑問を持ちながら知識を掘り下げていくことができる構造になっています。
日本古来より伝わるかるたというゲーム・遊びを通すことにより、子供でも遊びやすく簡単なルールで始めることができます。また、大人の方でも多くの方がかるたのルールを把握していることから、ジェネレーションギャップも埋めやすく始めるハードルが低いです。
情報モラルかるたはかるたを通して学ぶことが可能なため、複数人や複数グループで同時に遊ぶことが可能です。そのため授業のテーマの一つとして取り扱い、遊ぶ→学ぶというサイクルを回していくことが可能です。
かるたは誰でも簡単に遊ぶことができますので、楽しく家庭で学ぶことも可能です。親と子供・兄弟同士などさまざまな組み合わせで学べます。このかるたで遊ぶことで、ITリテラシーをお子様に教えるきっかけが生まれます。
中学校の活用事例では、1年生の全学級において道徳の授業で情報モラルかるたが取り扱われました。かるた遊びやカテゴリー分け、オリジナルかるたづくりへのチャレンジなど、遊びを楽しみながら知識を身に付けるきっかけになっています。
参照:情報モラルかるた公式HP(https://www.joho-karuta.com/%E6%B4%BB%E7%94%A8%E4%BA%8B%E4%BE%8B/%E6%8E%88%E6%A5%AD%E3%81%A7%E3%81%AE%E6%B4%BB%E7%94%A8%E4%BA%8B%E4%BE%8B/)
某市立小中学校の「情報モラル教育推進リーダー研修」でも情報モラルかるたが使われました。1グループ4人から5人でかるたを行い、授業案や活用アイデアの検討などの議論が行われています。
参照:情報モラルかるた公式HP(https://www.joho-karuta.com/%E6%B4%BB%E7%94%A8%E4%BA%8B%E4%BE%8B/%E7%A0%94%E4%BF%AE%E3%81%A7%E3%81%AE%E6%B4%BB%E7%94%A8%E4%BA%8B%E4%BE%8B/)
情報モラルかるたにはさまざまな活用アイデアがあり、小中高での授業のほか教員研修、保護者向け教育、親子学習などで活用されています。かるた遊びのみならず、かるたからエピソードトークを話すなど応用による活用・学習も行われています。
参照:情報モラルかるた公式HP(https://www.joho-karuta.com/%E6%B4%BB%E7%94%A8%E4%BA%8B%E4%BE%8B/%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2/)
ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。
文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。
今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。
※文部科学省が推奨する「情報活用能力」「情報モラル教育の充実」「小学校プログラミング教育」のテーマにICT教育ツール、情報モラル教育ツール、情報活用能力ツール、プログラミングツールで検索。
当サイトに掲載している24ツールのうち、家庭・学校のそれぞれで利用でき、情報アップデートがある3つのツールを厳選。
・エンサップは情報モラルを学べるツールとして紹介
・ラインズeライブラリアドバンスは情報活用能力を学べるツールとして紹介
・まなびポケットはプログラミング技術が学べるツールとして紹介